35mm換算の話


【撮影データ】
カメラ : Nikon D810
レンズ : Zeiss Distagon T* f/2 28mm

35ミリ換算の話

確認の意味で「35mmのカメラ」というのは、フィルムカメラ全盛時代に最も普及していたカメラで、パトローネに入ったフィルムを使う、昭和生まれの人がカメラと言ったら最初に想像する写真機です(多分)。

皆さん憧れのライカやNikonF6とかCanonF1、PENTAX LXなど各メーカーのフラッグシップ機を始め沢山の種類がありました。

デジタルカメラが出たときに、撮像素子のサイズをこれに合わせたみたいでフィルムと同じサイズの撮像素子を搭載したデジタルカメラ(フルサイズといわれているもの)も「ここでいう35mm」に該当します。

この35mmのカメラの画角に換算する理由は「そのフィルムサイズのカメラが最も普及していて感覚的にわかりやすいから」だと思います。

 
フィルムのサイズは、大判カメラ用のシートフィルムや中判カメラ用のブローニーフィルム、そして35mmフィルムなどがあり、デジタルでは35mmと同じサイズのフルサイズからAPS-Cサイズ、マイクロフォーサーズなど大きさは様々なのですが、画角とフィルム(撮像素子)の大きさ、レンズの焦点距離には一定の関係があるので、その一つフィルム(撮像素子)の大きさが変化すると、他の要素も変化するということで、中判カメラの標準レンズが80mm前後の焦点距離というのはそのためです。

 
『35mm換算』という言葉が頻繁に使われるようになったのは、APSサイズの撮像素子を搭載したカメラ専用のレンズが出始めた頃ではないかと思っていますが、外見的にはほぼ同じのフルサイズカメラとAPSサイズのカメラ、同じ範囲を写そうと思ったらそれぞれ違う焦点距離のレンズを使う必要があり、例えば、フルサイズカメラの50mmレンズの撮影範囲と大体同じくらいの範囲をAPSサイズで撮影するには33mmくらいの焦点距離になります。

ニコンの場合APS-Cサイズは「DXフォーマット」と呼びますが、レンズ単体の焦点距離に1.5を掛けた数字が、DXフォーマットのカメラに取り付けた場合の「35mm換算焦点距離」になります。キャノンの場合は、撮像素子がニコンに比べて少し小さいので、掛ける1.6くらいかなと思います。

では、APS-Cサイズのカメラ専用のレンズをフルサイズにつけたら、より一層広角で撮れるかというと「それは無理です」イメージサークルの話のところで書いたように周辺が映りません。

 
この記事のトップの画像は、28mmのレンズをフルサイズのデジタルカメラに取り付けて撮影していますが、もし、このレンズをAPS-Cサイズのカメラに取り付けて、同じ位置から撮影したと仮定すると「背景の木とかはあまり写らず、薔薇の木だけで画面が一杯」な感じだと思いますが、それは35㎜換算で42㎜の焦点距離になって画角が狭くなるからです。

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