シャッター速度の違いによる写り方
シャッタースピードの違いによる写り方の変化
シャッターの速度は、最近の機種なら早い方は1/8,000秒、遅い方はB(バルブ)モードを使えば、どれだけでも長く出来ます
最高速の1/8,000秒でしたら、たいていのものは止まった状態で写すことができ
逆に1/2秒などといった低速シャッターを切れば動いているものはブレて写ります
シャッタースピードの違いによる作例
このことを利用して様々な表現が出来ます。例えば
肉眼では繫がって見える様な水しぶきを水滴一粒ずつ写したり(高速シャッター)
実際には人が行き交っている道路を人がいない様に写したり(超低速シャッター・バルブ撮影)
ブレの効果を利用して撮る「流し撮り」(低速シャッター)というテクニックなどです
一例を載せます
違う状況のものを
ゆるい風が時々吹いていて旗はそれなりに揺れますが高速シャッターで止まります
1/1600秒
同じように風が吹いている時スローシャッターで捉えると揺れて写ります
1/13秒
上のスローシャッターの時よりも弱い風の状態でしたが揺れが大きく写せました
2秒
Nikon D810 + Zeiss Planar T* f/1.4 50mm & NDフィルター(ND8)
この場面は、下から水が湧き上がる感じの噴水?です。肉眼で見るとドームの様に見えるのですが、1/1250秒の高速シャッターで捉えるとこんな感じに映ります。
Nikon D810 + Zeiss Distagon T* f/2 28mm
流し撮り
流し撮りはメインの被写体が止まっていて背景が流れているやつです。
流し撮りをするときのシャッター速度は、経験では1/30秒くらいかなと思います。レーシングカーみたいに早ものならもっと早い速度の方がいい気もしますが、技術的な指導ができるほどの経験がありません。
下手ですが、参考にしてください。(R1.12.12追加写真)
2枚ともシャッター速度は1/25秒
駅を発車したばかりのところで、それほど速くない状況で撮影しています。
以下余談です。
NikonF:1/1,000秒
NikonF2:1/2,000秒
NikonF3:途中から1/4,000秒
NikonF4以降:1/8,000秒
となっています