最初のカメラ、ミラーレスにするか一眼レフにするか

どんなカメラを買ったら後悔しないか

カメラに興味を持って、いざ買おうとすると「何を買った良いのか」迷います。
カメラを趣味(趣味でなくても子どもを一杯撮りたい方など)として楽しみたいということですから、結論は「一眼レフかミラーレス一眼」ということになります。

ここで勧める一眼レフとかミラーレス一眼というのはレンズ交換ができるカメラです。

 

まずはコンデジから

最初にコンデジのことから書きますが、コンデジというのはコンパクトデジタルカメラの略です。広い意味ではミラーレスカメラですがレンズ交換ができないので今回のテーマからは除外しています

コンパクトというくらいですからスマートフォン位の大きさのものから、シルエットだけ見ると一眼レフと同等の機能を持っていそうだと期待させるものまでいろいろありますが、どれも「レンズを交換することが出来ない」構造でそれ以上に発展性がないカメラです。

私が思うに、こういうカメラは写真に関係のない仕事の人(プライベートなら撮りたいものが写れば大丈夫みたいな状況の人)が使うカメラで、現場の状況とか、文章では説明できないことをわかりやすく説明するために撮影するための道具で、趣味として写真を楽しみたい人が使えば直ぐに飽きてしまします

レンズ交換のできないデジタルカメラの中には富士フィルムの「X100」シリーズのように、撮る楽しみをコンセプトに置いたカメラもあるのでレンズ交換が出来ないと駄目ということではなく、私は「X100」シリーズは初代の「X100」と「X100F」を使ったことがあり、良いカメラだなという印象を持っています。
私の印象としてはデジタルで撮るレンジファインダーカメラという感じで、いつも持ち歩いてスナップや風景、ポートレートなど楽しむことが出来たので、これはこれでコンデジとも一眼とも違う別ジャンルのカメラといっても良いと思いますが、旅行のお供とか、お散歩記録にしか使わないという人以外最初のカメラとしてはお勧めしません。(本当にいいカメラで私は気に入っていますが)

 

一眼レフとミラーレスの違い

違いがわからないと選べないので、一眼レフとミラーレスの違いから説明します。

一眼レフとは

一眼レフというのは「一眼レフレックスカメラ」の略です。

図を使って説明すると解りやすくて、そうするべきなのですが用意できていないので、カメラ内部を真横から見ているところを想像して読んでください。

レンズから入ってきた光は、レンズとフィルム(撮像素子)の間にあるミラー(光軸を遮るように45°の角度で付いています)で反射して真上に進みます。

真上にはペンタプリズムと言われるプリズムがあって、そのプリズムを通過することで上下左右が正しく見られる画像になってファンダーで見ることが出来ます。

シャッターを押すとミラーが上に跳ね上がり、レンズを通過してきた光は直進してフィルム(撮像素子)の方へ進めむことが出来るようになり、シャッターが作動して露光されます。

こういった仕組みから、一眼レフでは撮影の瞬間にファインダーが暗くなり、実際に撮影する瞬間の被写体は見えないのです。

ミラーレスとは

一眼レフの構造からミラーを無くした構造になっているので「ミラーレス」です。

レンズから入ってきた光は、ミラーがないので撮像素子の方に真っ直ぐに進み、撮像素子で受けた光をもとにカメラ背面の液晶モニターや電子ビューファインダーに映像を映し出してフレーミングをする事になります。

こちらの場合は、シャッターを押した瞬間に「まずシャッターが閉じて」、次に設定した時間だけシャッターが開いて露光するとうい仕組みです。

一眼レフもミラーレス一眼も、シャッターシステムは機械式のフォーカルプレーンシャッターが採用されています。
カメラの中にはシャッター機能そのものを搭載していなくて、撮像素子の電源のオンオフみたいな感じでシャッターの代わりにする「電子シャッター」もありますが、ここで説明する一眼レフとかミラーレスには採用されていないはずです

ミラーレスが優れていると思うところ

ミラーレスは、一眼レフに付いていた「ミラー」と「ペンタプリズム」がなくなった事によって、小型化、軽量化が図られています。そして、ミラーが毎回はね上がらなくても済むので連写速度も上がって、ミラーが跳ね上がるという機械的な動きがなくなったのでカメラに大敵なレリーズの瞬間の振動も抑えられています。

一眼レフとミラーレスどちらにするか

その前に確認する事1

ひとくちにデジタルカメラといっても撮像素子の大きさで大きく2種類に分類され、フルサイズとそれよりも小さいサイズのものがあります。フルサイズの方が撮像素子の面積が大きくフィルムカメラのフィルムの面積と同じなので「フルサイズ」と言われていると思うのですが、APSサイズやフォーサーズサイズはそれよりも小さいサイズの撮像素子です。

カメラのデータを見ると「画像解像度」などはAPSサイズでもフルサイズに負けないような数値のものもありますが、少ない面積で解像度が同じということは、画像素子一つ一つのサイズが小さくなっているので画像素子単体での表現力が低下します。そのためフルサイズの方がAPSサイズと比べて豊かな階調で高精細、ノイズの少ない画像が得られるという事になります。

その前に確認する事2

値段の違いはカメラの材質の違い。
高級なカメラはマグネシウム合金で出来ていますが安いカメラはプラスチックできています。プラスチックだからすぐに壊れるということはないですが堅牢性が低いです。店頭で実際に手にとって確認すればずっしり感でわかると思いますが、ネットでという方は確かめた方がいいです

どちらにするか

その前に、ニコンのミラーレスカメラではZシリーズがありますが、これは別格で一眼レフかミラーレスかというテーマで論ずるカメラではなく、Nikonを例に挙げると「最高級なカメラを買いたいけどD850にしようかZシリーズにしようか」という位置づけで今回のテーマからは除外します。

今回のテーマは、初めてカメラを買う人がどうするかですので、Zシリーズが出る前にあったNikon1のようなタイプが他社では沢山出ていると思うので、それとと一眼レフを比較してみます。

大きさ・重さ

これは構造からミラーレスの方が小型で軽いです。ただ一眼レフも入門機となると軽量小型なので、他の点と合わせてどここまで妥協できるかでしょうか。

撮影スタイル

ミラーレスのように液晶モニターを見て撮るのが好きか、一眼レフのようにファインダーを見て撮るのが好きかという事ですが、今時のデジタル一眼レフはライブビューモードで液晶モニターを見ながら撮影することもできるし、ミラーレスでも電子ビューファインダーが用意されているものもあるので、自分の想定してる撮影シーン(例えば子どもをこんな感じで撮りたい)を想像して、デザインも含めて総合的に合っていると思う方を選べばいいと思います

操作性

カメラは道具ですので操作性は重要です。カメラ任せでシャッターを押すだけの撮り方しかしないなら関係ないですが、将来的には絞りやシャッタースピードを自分で選んで撮影して、表現を工夫したいという気持ちのある場合は、絞りとかシャッタースピードの操作がし易いものを選んでおいた方が良いです

私のオススメ

流れはミラーレスで、ミラーレスカメラを薦めるべきかも知れませんが、基本はフルサイズの撮像素子を使っているカメラを勧めたいです。今回はフルサイズのミラーレスカメラをテーマから除外しているので、次の順で紹介します。

第一:カメラに夢中になれば最後はフルサイズのカメラが欲しくなってくるので、最初からフルサイズを買っておくという選択でNikonでいうならD610です。D610は現行のフルサイズ一眼レフの中では一番安いモデルですので買うならここです。

将来上位機種に変えた時でもレンズの資産などが無駄になることはありません。

マイナス要素は、値段が高いこと、入門機やミラーレスと比べると大きくなること。もし短期間でカメラに飽きてしまったら無駄になる金額が多くなるので「続かないかも」と思っているならやめた方がいいですが、子供の成長を記録するなど具体的な目的がある場合なら大丈夫だと思いますのでお勧めします。

 
第二:フルサイズは「金額的にちょっと」ということならAPSサイズの一眼レフカメラを薦めます。フルサイズにこだわらなければ子供の写真などはこのクラスで十分です。

NikonでいうとDXフォーマットのカメラがこれに当たりますが、他のメーカーも含めて予算や付加価値的機能などをみて気に入ったものを選べばいいと思います。

このサイズはレンズ選びに一工夫をお勧めします。最初はセットで付いてくる「標準ズーム」1本でいいです。

望遠系のズームレンズが付いたダブルズームセットもありますが、運動会などでトラックの反対側を撮る必要があるなど具体的な使用目的があれば買ってもいいですが、念のためと言うのならすぐに買わなくていいです。一工夫はここからで、2本目にはフルサイズでも使えるレンズを買っておくことです。

Nikonの場合はフルサイズでもAPSサイズ(DXフォーマット)でもレンズマウントは同じででどちらにも取り付けることが出来ます。しかし、フルサイズのレンズはAPSサイズでも使えますが、その逆は周囲が暗くなってしまって使えますん。この理屈はイメージサークルの話

フルサイズでも使えるレンズ、具体的には「単焦点の50mm」レンズです。

単焦点の50ミリは値段的にもお手頃、解放F値が明るいので室内での撮影も有利ですし、APSサイズのカメラにつけると70ミリ相当とポートレート撮影にはピッタリの画角になり、単焦点ならではの背景のボケ具合も加わってお子さんのポートレート写真もいい感じで撮れると思います。

そして将来フルサイズに変えた時でもそのまま明るい単焦点レンズがそのまま使えます。※メーカーの中には入門機とハイエンド機とでカメラマウントが違って、そのままでは付かないメーカーもあったと思いますので購入の前に確認してください

 
第三:将来的にもフルサイズまでは必要ないけどレンズ交換もできて絞りやシャッター速度を自由に変えて撮影を楽しみたい。

スマートフォンで液晶画面を見ながら撮る方が慣れているからファインダーは要らないという場合は予算に合わせたミラーレスです。

ミラーとペンタプリズムがなくなったことでデザイン的にも自由度が増え、格好の良いモデルが沢山ありますので気に入ったデザインのものを選べば良いと思います。

将来的なことを考えると

今現在のことを考えると上に書いたような順でお勧めするのですが、将来的にはミラーレスに移行していくと思います。

一眼レフも残るとは思いますが、AFの精度は仕組みの問題でミラーレスの方が優れいるようですし、今回のテーマから外すと書いてありますが、金銭的に余裕がある方は今後もメーカーがシリーズとして開発してくと思われるフルサイズのミラーレス一眼(レンズの互換性を考えると)を買っておけば間違いはないと思います。

一番高額のものなので「そりゃ間違い無いでしょ」と怒られそうですが、フィルムで撮る一眼レフカメラは残るかも知れませんが、フルサイズのミラーレスが進化発展、低価格化が進むとデジタル一眼レフカメラの生きる道がなくなるような気がするので、いつかはフルサイズのミラーレス一眼に乗り換える必要があると思います。

今回のおさらい

・ミラーレスでもレンズ交換のできないものは選択対象から除外しました(コンデジ)
・ミラーレスのうちニコンのZシリーズなどトップモデルは選択対象から除外しました。
・ミラーレスカメラは小型でデザイン自由度も高まっている。
・撮像素子のサイズは性能に直結、確認するべき事項です。
・カメラ本体やレンズを構成する素材にも関心を。
・道具である以上、絞りやシャッター速度など各部の操作の容易さが大切です。
・自分が想像する撮影スタイルに合ったものを。

撮影の道具なので気に入っていて愛着がないとクリエイティブな気持ちも半減です。
そのためには、よく考えて気に入ったものを買うのが大切で、納得して買えば愛着もわいてきてお子さんやお孫さんもきっと素敵に撮れると思います。

カメラの基本的なことがわからないときはカメラの基礎知識を参考にしてください、絞りやシャッターの仕組みなど写真の基本的なところを一通り説明してあります。

 
アイキャッチ画像はカメラの説明とは関係ない昨年のスナップ
【撮影データ】
camera : Nikon D810
lens : Zeiss Makro-Planar T* 2/50

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